千葉市
「もぐもぐタイム」で社会貢献 菓子購入で障害者支援 千葉県庁に「はーとふるボックス」
「もぐもぐタイム」で社会貢献を-。障害者が作った菓子をオフィス内で販売する「はーとふるボックス」が19日、千葉県庁内に3カ所オープンした。障害者の手作り商品を販売する機会を増やして障害者の収入アップにつなげ、民間企業での設置拡大も目指す。
障害者が作った商品はこれまで、障害者が作業する事業所内や、地域イベントでの販売がほとんど。新たな売り場を確保するため2016年12月に「はーとふるボックス」を導入したが、県内では千葉市の民間企業2カ所にとどまっていた。
販売所の拡大へ県庁に開設した「ボックス」には、クッキーやドーナツなどが棚いっぱいにずらりと並ぶ。無人購買システムで、商品は一つ100円程度。週に1回、設置者のNPO法人、県障害者就労事業振興センターが商品を補充する。
県障害福祉事業課の担当者は「スペースさえ用意すれば大きな負担なく導入できる。休憩中にリフレッシュして社会貢献にもつながる」と“オフィスのお菓子屋さん”を歓迎した。